親田辛味大根

親田辛味大根
信州の伝統野菜 選定リストおよび伝承地栽培認定の状況より
来歴 下條村に残る資料によれば、正徳年間(1711-1716)に盛んに栽培されていたとされるが、来歴は不明である。江戸時代に尾張にあった「辛味大根」と似るとされ、起源は江戸時代中期ごろとも考えられる。選抜して育成された「とやねがらみ」と「ごくらくがらみ」がF1品種登録されている。
食文化 一般に流通するようになってからは、そばの薬味として利用が多くなったが、従来は小魚、かつおぶしを添えて「おろし」として食べたり、キノコのおろし和えなどに利用する事が一般であった。
品種特製 根はやや扁平な球形で、根重200-300グラムである。根色は白と赤の2系統がある。肉質は緻密で硬く、大根特有の生臭さがないので、おろしてそばの薬味としての利用が多い。
収穫時期 9月~12月
栽培地 下條村
認定団体名 下條村親田辛味大根生産者組合

※丸友中部青果での取り扱いは、11月~4月までとなります。