八町きゅうり(はっちょうきゅうり)
長さは20cm程度で、一般の胡瓜と比べると「ずんぐりむっくり」した形。白い粉を吹き、皮が薄く肉厚でたねが少ないのが特徴です。歯切れよく香りが強く独特な風味がします。皮が薄い分傷がつきやすく、またあまり日持ちはしません。
長野県の夏野菜として、ホテル・旅館・日本料理店で大好評です。
来歴 | 昭和20年代に関野正二郎氏が、須坂市高甫在来と豊洲在来を交配して育成したとも、長野市内の栽培農家から種子を譲り受けたのが始まりともいわれている。 |
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食文化 | 昭和30年代、生食用に早採りしたものは、長野市善光寺周辺の高級料亭で「もろみきゅうり」として競って供された。この他、浅漬、味噌漬けや佃煮としても利用する。 |
品種特製 | 「開田きゅうり」に生理・生態的に似る。短形でずんぐりとした果形で、果皮は薄く、種子数は少ない。食味に優れるが、日もち性が悪い。 |
収穫時期 | 6月下旬~9月 |
栽培地 | 須坂市 |
認定団体名 | 八町きゅうり研究会 |
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八町きゅうり研究会