中野市を主な産地とする、ピーマン型をした唐辛子。上から見ると牡丹の花の形のようにも見える事から、ぼたんこしょうと名付けられました。中はピーマンのように種の付いた白い芯の部分があり、ここは強烈な辛味が特徴で、素手で触るとヒリヒリとします。その反面、緑の果肉は肉厚で甘味もあります。
ぼたんこしょうは白い部分を取り除いて甘味を活かした調理をしたり、全体を使って甘さと辛さのバランスを楽しんだりと、様々な調理方法があります。
来歴 | 新潟県中越地方にも似たコショウが栽培されている。来歴は諸説あり不明。昭和10年代に婚姻の際に持ち込まれたこと、昭和一桁生まれの方が幼少の頃から自分の家で栽培し、食べていたことが確認されている。 |
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食文化 | 丸焼き。コショウ味噌。味噌漬け。天ぷら、煮物に適する。冠婚葬祭には欠かせない「やたら」にも使われている。 |
品種特製 | 実は肉厚で果肉は軟らかく、辛味がやや少ないという特徴を持っている。柔らかな感じの辛さの中に甘味がある。パプリカのようなベル型もしくはそれに近い形。冷涼な気候を好む。果実の先端が牡丹の花のようである。 |
収穫時期 | 7月下旬~10月上旬 |
栽培地 | 信濃町、中野市永江 |
認定団体名 | (有)信濃町ふるさと振興公社、斑尾ぼたんこしょう保存会 |