坂井芋

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坂井芋(さかいいも)
水害の多い飯山市坂井地区で、水に強く定着して作られてきた里芋。
粘りが強く濃厚な味が特徴。

信州の伝統野菜 選定リストおよび伝承地栽培認定の状況より
来歴 江戸時代から栽培されており、往古から水害の常習地帯である坂井で、水に強い安定作物はないかと伊勢様へ代参した折り見付けて、それを導入したのが始まりである。その後坂井から飯山市木島地区全体に広がった。
食文化 にっころがし、けんちん汁、味噌汁の具、塩ゆでなどの郷土料理に用いられる。冠婚葬祭に欠かせない煮ころがしで、婚礼では「切る」ことを嫌って丸のまま煮ている。収穫時の秋祭りのことを芋祭礼と呼ぶことから里芋を重要視していた。
品種特製 芋質は柔らかく、粘りが強い。湿潤で肥沃な砂目まじりの土目で栽培された坂井芋は独特の味を醸し出す。
収穫時期 9月上旬~11月中旬
栽培地 飯山市木島
認定団体名 木島里芋研究会
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