7月27日、小布施町の6次産業センターで第1回信州の伝統野菜「小布施丸なす」品評会が行われました。
信州の伝統野菜である小布施丸なすは、古くから北信地方で栽培されていた品種です。
伝統野菜の認定制度が始まってから、これをきっかけに徐々に栽培農家が増えてきて、現在では10戸の農家が生産に携わっています。
こちらが「小布施丸なす」
ソフトボール大の巾着型をしたこのナスは、ひとつ300グラムほどの大きさです。
審査は7名の審査員により、なすの形や重さ、色つややキズ、揃い具合などと総合的に判断します。
それぞれが一つ一つ手に取り、上から、下から、また俯瞰に全体を見て判断します。
各審査員の審査する眼差しも真剣そのもの。
審査の様子は地元新聞やテレビの取材も入り、この日のNHKニュース「イブニング信州」で放送もされました。
審査は6項目の合計点で行われます。
なすの形、持った時の重さ、果皮の色ツヤ、日焼けの具合、傷や病害虫、玉の揃いについて客観的に判断。
また出荷に耐えうるよう規定内の重量があるかなども材料となります。
審査員それぞれの感想から議論を交わします。
厳正な審査の結果、選ばれたのがこちらの小布施丸なす。
キレイな形の揃った丸なすは、色つやもよく、ずっしりと重みもありました。
最優秀賞の受賞者、関悦子さん。
育てるコツはとたずねると「毎朝丸なすの顔を見て、声をかけています。愛情たっぷりに育てるのが私のコツ」と答えてくれました。
「この年になって、こういう賞を頂けるのが本当にうれしい。これからもいいものを育てていきたい」とも。
授賞式の後には、小布施丸なすのいろいろな料理を試食しました。
こちらは「小布施丸なすの揚げびたし」と「小布施丸なすのポタージュ」、そして小布施町内で販売している「小布施丸なすのジュレ」です。
この最優秀賞となった関さんの小布施丸なすは、優秀賞の丸なすとともに、翌28日に松本井上の信濃ノ國屋と、山形村アイシティ21の信濃ノ國屋で販売致しました。
実が緻密で煮くずれしにくく、ほのかに甘い独特の風味を持つ「小布施丸なす」
ぜひ試してみませんか?
小布施丸なすの詳細ページはこちらから>>小布施丸なす